糖質は炭水化物?
実は、炭水化物というのは糖質と食物繊維の総称なので、糖質も炭水化物の一部です。よく皆さんの中で言われている炭水化物というのは糖質の方でいわゆるエネルギー源になります。では、糖質と食物繊維の働きの違いをみていきましょう。
糖質の働き
糖質は、皆さんが一般的に耳によくするいわゆるエネルギー源になる働きをもつものです。糖質=炭水化物と思い浮かべる方が多いとは思うのでイメージはしやすいと思います。この糖質というのは、単糖類、二糖類、多糖類などに分類できます。
単糖類、二糖類、多糖類とは
- 単糖類
主な糖としては、ブドウ糖、果糖があり、果物やジュース、はちみつなどに多く含まれています。
- 二糖類
主な糖としては、乳糖、ショ糖があり、牛乳や砂糖などに多く含まれています。
- 多糖類
主な糖としては、でんぷんがあり、米、パン、小麦粉などに多く含まれています。
食物繊維の働き
食物繊維は、人の消化酵素では消化する事が出来ない成分で、代表的な働きとしては、腸内環境を整えてくれる働きがあり、排便を促したり、血糖値を抑える、コレステロール濃度の低下など、色々な働きをしてくれます。なので、一般的に皆さんがイメージする便秘対策として食物繊維を取るだけではなく、生活習慣病にの予防にも効果が期待できる成分と言われています。
食物繊維が多く含まれる食品は、海藻系のわかめやひじきであったり、豆腐というより豆系の大豆であったりいんげんまめ、えんどう豆とかが多く食物繊維が取れる食品となっています。
糖質と食物繊維のバランスは?
では、炭水化物として過去の記事で記載したように50~65%のエネルギー量相当を取る方がよいとされてますが、どういうバランスがよいのでしょうか。
厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準」(2020年版)によれば、成人男性で一日21g以上、成人女性で一日18g以上が推奨されています。なので、それ以外を糖質で賄えるように意識すると腸内環境も整えれるし、実際に身体を動かすために必要なエネルギー源も摂取出来ます。食物繊維に関しては、~以上となっていますが、理由としては、ほぼとりすぎる事はないとされているからです。ですが、何に関してもそうですが、取りすぎはよくないですし、取りすぎによって、下痢になったりと体調に影響を与えてしまいかねないので、うまくバランスを取って摂取するようにしましょう。
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